廃線跡の活用好事例!門司港の「北九州銀行レトロライン」

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北九州銀行レトロラインは貨物線の廃線跡

門司港駅から外浜駅へと結んでいた鹿児島本線貨物支線、そして北九州市が保有していた田野浦公共臨港鉄道の廃線跡を利用して誕生した平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線。
現在は北九州銀行がネーミングライツを取得し「北九州銀行レトロライン」の愛称で親しまれています。
門司港駅近くの九州鉄道記念館駅から関門海峡めかり駅間を観光を目的としたトロッコ列車「潮風号」が時速15kmでゆっくりと駆け抜けます。

出発は九州鉄道記念館駅。JRの線路とは完全に分断されています。

九州鉄道記念館駅

高くそびえる建物はマンションです。日本を代表する建築家・黒川紀章氏に設計されたもので、最上階の31Fに展望ルームがあります。かつてこの周辺は貨物ターミナルとなっていて貨物線が張り巡らされていました。

九州鉄道記念館駅の次の駅は出光美術館駅。

ノーフォーク広場駅

ノーフォーク広場駅です。かつての門司市(現在の北九州市門司区)の姉妹都市、アメリカ合衆国バージニア州のノーフォーク市にちなみ整備されたノーフォーク広場の最寄駅です。

ノーフォーク広場駅を過ぎると、和布刈公園の下を抜ける和布刈トンネルに入ります。

関門海峡めかり駅

終点の関門海峡めかり駅に到着。

そばの和布刈公園には、関門トンネルの海水による錆を防ぐためにステンレスで覆われたEF30形電気機関車とオハフ33形客車が静態保存されています。

終点の関門海峡めかり駅の先も田野浦公共臨港鉄道の廃線跡として田野浦駅跡まで線路は続きます。

「北九州銀行レトロライン」「潮風号」の片道所要時間はわずか10分。

門司港レトロ地区や美しい海岸沿いを走るため、あっという間に終着駅に到着します。
「潮風号」は観光用のため、運転日は春から秋の土・日・祝日、そして春休み・夏休みとなっています。運転日は必ずチェックしてくださいね。