阪急・JR伊丹空港線、大計画の痕跡!?未来を見据える謎の空間

関西国際空港(関空)が開港されるまでは、国際線も多数就航する空港として利用されていた伊丹空港(大阪国際空港)。伊丹空港へのアクセスは鉄道は、大阪モノレールのみですが、大阪の各鉄道に接続することで空港利用者の利便性を高めています。

例えば…

蛍池駅-阪急電鉄宝塚本線
山田駅-阪急千里線
南茨木駅-阪急京都本線
千里中央駅 -北大阪急行電鉄
万博記念公園駅-大阪モノレール彩都線
大日駅-Osaka Metro谷町線
門真市駅-京阪電気鉄道京阪本線

今後予定されている大阪モノレール延伸計画では、JR片町線(学研都市線)や近鉄奈良線、けいはんな線にも接続される予定です。

大阪モノレール「大阪空港駅」が開業したのは1997年(平成9年)と比較的、最近のことです。それまでは空港アクセスはリムジンバスが主流でした。大阪モノレール延伸後も主要駅からは乗り換えが必要となるため、乗り換え不要のバスが重宝されています。
時間の読める鉄道は時間厳守である飛行機との相性はいいはずですが、荷物の多くなる空港利用者にとって、大阪モノレール利用は乗り換えが弊害となります。

また、大都市圏の空港と比べてみてもアクセス鉄道が1本というのは、少ない気もします。

主な大都市空港アクセス鉄道
成田国際空港JR東日本・京成電鉄
東京国際空港(羽田空港)東京モノレール・京急電鉄
関西国際空港JR西日本・南海電鉄
伊丹空港(大阪国際空港)大阪モノレール


実は伊丹空港(大阪国際空港)へのアクセス路線として計画されている路線がいくつか存在しています。

国土地理院地図より編集

JR福知山線分岐線構想

JR福知山線分岐線構想はJR福知山線「伊丹駅」と伊丹空港(大阪国際空港)を結ぶ路線です。分岐駅となる「伊丹駅」には、明らかに怪しい?空間があります。現在、2面2線島式ホームですが、外側の空きスペース(西側は駐輪場)を使用すると2面4線島式ホームに拡張可能となっています。

JR伊丹駅
JR伊丹駅東側


JR伊丹駅西側

JR福知山線分岐線構想が発表されたのは1989年(平成元年)度。
その後、大阪モノレールの延伸や神戸空港開港により、乗客増加が見込めないことから構想段階で頓挫しています。

伊丹駅と伊丹空港(大阪国際空港)の間に「西桑津新駅(仮) 」を設置。開業すれば大阪駅から乗り換えなしで伊丹空港(大阪国際空港)へ直行可能です。

阪急大阪空港線

阪急大阪空港線は阪急宝塚線「曽根駅」と伊丹空港(大阪国際空港)を結ぶ路線です。構想では「曽根駅」から地下に潜り伊丹空港(大阪国際空港)へと向かうルートとなります。

阪急曽根駅

阪急「曽根駅」より北へ進むと西側に謎のスペースがあります。このスペースを利用すれば地下路線建設が可能だと思われます。

開業すれば梅田駅と伊丹空港(大阪国際空港)を30分弱で結ぶことができる予定です。しかし、こちらも採算性が問題となり計画は保留のままです。

関西国際空港や神戸空港の開港により、廃止論も浮上したことのある伊丹空港(大阪国際空港)。今後この空港をどのように活用されるのか明確化されなけれなければ、鉄道会社も簡単に建設には踏み切れないことでしょう。

阪急もJRもGOサインが出ればいつでも着工の準備はできてるように見えますが…。