廃線跡の旅、鉄路の旅

廃線フラグ発動!?磐越西線(会津若松―喜多方間)の非電力化計画

新型コロナウイルスによる影響が長引き、各鉄道会社の苦戦が続いています。そんな中、JR東日本が考えている「磐越西線会津若松―喜多方間の非電力化計画」が喜多方市市議会全員協議会より発表されました。

非電力化することで、自然災害による架線切れをなくし、列車運休防止や修繕費用削減を目的とするようです。
「会津若松駅」―「喜多方駅」間の昨年度の利用者は1日当たり約1500人ほど。
郡山〜喜多方の直通電車も1日1.2本で、しかも「会津若松駅」では、スイッチバックを要するため、非電力化もこの区間では特に支障はないとの判断かもしれません。

現在、土日祝日を中心に磐越西線「郡山駅」―「喜多方駅」間を運行している観光列車「フルーティアふくしま」。「走るカフェ」と呼ばれ車内で福島特産のフルーツが楽しめる列車として大人気です。
非電力化になれば、引退もしくは「会津若松駅」までの運行になる可能性もありますね。

非電力化といえば、西九州新幹線開が並行するJR長崎本線の「肥前浜駅」-「諫早駅」間でも予定されています。
やはり、電化は乗客が少なければデメリットが上回るようです。

非電力化の事例は今までもありました。

福島県のお隣、宮城県の「くりはら田園鉄道線」は非電力化後、廃止となった経緯があり、他に岐阜県の名鉄八百津線なども同じような経緯をたどっています。

このように電化から非電力化は成功例があまりなく、地元住民の方にとっては「廃線」の不安の方が大きいかもしれません。

喜多方といえば、ラーメンの町として有名で、駅の周りにも多くのラーメン店が建ち並んでいます。また、廃線となった日中線の起点駅でもあり、ここから日中温泉のある「熱塩駅」を結んでいました。
わたしも、観光で会津若松を訪れた時は、ラーメンを食べるために喜多方まで足を伸ばしました。


会津若松観光と喜多方ラーメンを目的に訪れる観光客はきっと多いと思います。
今回の件でJR東日本の気になったコメントに「直通電車が廃止されるとは限らない。喜多方市に丁寧に説明していきたい」とあります。

ということは…

「郡山駅」―「喜多方駅」直通気動車?

それならば、「郡山駅」―「喜多方駅」を列車界の二刀流、蓄電池駆動電車(ACCUM)の観光列車などはいかがでしょうか?
きっと人気の列車になると思うのですが…。

えっ、コストがかかりすぎる!?

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