廃線跡の旅、鉄路の旅

USJとポケモンのコラボで思い出す…?懐かしの名古屋「ポケパーク2005」(笹島貨物駅跡地)

スーパーニンテンドーワールドをオープンしたばかりのユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)からまたまたビッグニュースが飛び込んできました!

次なる企画はあの株式会社ポケモンとのコラボです。

ポケモンとテーマパークのコラボはまさに「ポケパーク」!

ゲームソフトにも「ポケパーク」はありますが、少し上の世代には懐かしいリアルな遊園地「ポケパーク2005」を思い出す方も多いのではないでしょうか。

それは愛知県・名古屋にありました。

名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「ささしまライブ駅」。今では洗練された近代的な街並みですが、昔は国鉄の巨大貨物ターミナルでした。

「ささしまライブ駅」は「笹島駅」と呼ばれ「西名古屋港駅」間と貨物専用線で結ばれていました。

1986年(昭和61年)に「笹島駅」は一度廃止となります。その後、港区南部方面の交通網の整備のため、貨物線を旅客・貨物共用路線として改良。
複線電化・高架化の大規模工事が行われ、2004年(平成16年)に貨物線は「名古屋臨海高速鉄道あおなみ線」として生まれ変わりました。
あおなみ線開業とともに「笹島駅」も「ささしまライブ駅」として復活します。


開業当時の「ささしまライブ駅」周辺に残されていたのは手のつけられていないままの貨物ターミナル跡。

現在のささしまライブ駅周辺(国土地理院地図より)
1970年代のささしまライブ駅周辺(国土地理院地図より)
2004年のささしまライブ駅周辺(国土地理院地図より)


2005年(平成17年)、愛知県で「愛・地球博」が開催。県内の3か所が会場に選ばれます。
長久手会場、瀬戸会場、そして「ささしまライブ駅」南側の広大な用地を使った「ささしまサテライト会場」。
「ささしまサテライト会場」の目玉が「ポケパーク」でした!

ポケモンのアトラクションやゲームなどで遊べる「愛・地球博」開催期間限定の遊園地です。
「ピカチュウの森」「ニャースのパーティカフェ」「ルギアのくるくるシップ」などなど
今でもワクワクする名前がズラリ。
期間限定にするにはもったいないくらいでした。

「愛・地球博」終了とともに「ポケパーク」は解体。現在、跡地には地上37階の超高層ビル「グローバルゲート」をはじめ、愛知大学名古屋キャンパス、中京テレビ放送本社ビルなどが建ち並びます。

現在のささしまライブ駅周辺(国土地理院地図より)

そして16年の時を経て大阪・USJに「ポケパーク」誕生!?

ユー・エス・ジェイのJ.L. ボニエ社長CEOは「世界中で愛されるポケモンとユニバーサル・スタジオ・ジャパンのエンターテイメント技術が融合されることで、いまだ誰も見たことのない世界を圧倒的なスケールとクオリティで創造してまいります」とコメントしています。

期待が膨らみます。

ネット上では「ポケパーク2005」を思い出す方もチラホラ…?

2022年中にはUSJでポケモンコラボ企画が早くも登場の予定です。楽しみですね!
あの「ポケパーク2005」を上回る感動が味わえるかも!?

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