大阪駅全ホーム一斉延伸、そして幻のホームはついに撤去!?その理由とは?

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大阪駅の幻のホームとは?

大阪駅北側にあるノースゲートビルディング。建設前、そのスペースを捻出するため大阪駅のホームが7面13線から6面11線に削減されました。2004年(平成16年)のことでした。削減されたホームは、北陸特急が発着していた旧11番ホーム。その後、レールは撤去され大阪駅ノースゲートビルとOSC駐車場を結ぶ連絡通路として利用されていました。

旧11番ホーム(2022年9月)


使われなくなった旧11番ホームは、一般人も出入りできていましたが、現在は封鎖されています。
旧11番ホーム横の階段からのぞいてみると、まだホームの面影が残されています。ホームの上屋は現役当時のものです。
ここに1962年(昭和37年)より「雷鳥」「日本海」といった往年の名列車が発着していました。

国土地理院地図より編集

列車が通ることのなくなった幻のホームですが、うめきた新駅開業に伴う新駅ビル開業に向けて、ついに撤去されることになりました。その姿さえもなくなるようです。少し寂しいですね。

それでも「大阪駅」の進化はとどまることを知りません。

うめきた新駅開業に向けた大阪駅の改築は、他にも着々と進められています。

大阪駅のホーム延伸

「大阪駅」と開業予定の「うめきた新駅」の間には少し距離があり、アクセス向上のため、ホームの延伸工事が行われています。ホームの先には新たな改札口が設けられる予定です。

大阪駅延伸工事中(2022年9月)
大阪駅延伸工事中(2022年9月)

新しい地下駅は、「うめきた新駅」と呼ばれてはいるものの「大阪駅」の構内にできるため、名称は「大阪駅」に統一される予定です。改札口を出ることなく地下駅への乗り換えが可能となります。

大阪駅延伸工事中(2022年9月)

乗り換え時間は「約6分」。「東京駅」の京葉線乗り換えよりは近いようです。

国土地理院地図より編集

地下駅開業は2023年(令和5年)春。

さらに2031年には、なにわ筋線開通予定が控えています。なにわ筋線は「大阪駅」と「JR難波駅」・「南海新今宮駅」を結ぶ計画線。なにわ筋線の乗り換えも地下駅を通じて行われる予定です。

大変貌を遂げる「大阪駅」の新しいカタチ。楽しみですね。

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