廃線跡の旅、鉄路の旅

摂津「新幹線公園」の駐車場や最寄駅を紹介 アクセス不便でも行って見る価値はある!?

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関西にある鉄道の穴場スポット!?

大阪府摂津市の「新幹線公園」。お出かけ雑誌などでよく紹介されているお出かけスポットですが、駅から遠いためか、関西では穴場的なスポットとなっています。

鉄道好きならきっと楽しめる!

展示されている鉄道は初代新幹線車両の「0系」と「EF15型電気機関車」です。「0系」新幹線は1964年(昭和39年)に誕生した初代新幹線。(ちなみに新幹線誕生当時は「0系」の名称は使用されておらず、新幹線電車と呼ばれていました。「0系」と呼ばれるようになったのは「200系」が出現してからのことです。)

大人にとっては懐かしく、子供にとっては新鮮なフォルムです。「0系」新幹線のデビュー当時は流線型の車体、そしてブルーと白のラインに未来的な印象を感じましたが、約半世紀経った今、改めて現在の新幹線と見比べるとどうしても「団子鼻」に目が向いてしまいます。未来的とは程遠い可愛いさやユーモラスなイメージです。
現在はすでに現役引退している「0系」新幹線ですが、全国各地で静態保存されています。しかし、製造から約半世紀が経っているので解体されてゆく車両もあるとのこと。ここ「新幹線公園」は「0系」に触れることができる貴重な公園なのです。

0系新幹線

「新幹線公園」のもう一つの 展示車両「EF15型電気機関車」は戦後の代表的な機関車。最も多く製造された車両ですがこちらも保存されている箇所は少なくなっているため、静態保存されている「新幹線公園」はやはり貴重と言えるでしょう。

EF15型電気機関車

この公園の特筆すべきところは日曜日に限り、車内と運転席を見学できるところです。

毎週日曜日の10時~12時、14時~16時の1日2回車内と運転席を一般開放

ぜひ、上記時間に行かれることをお勧めします。

近くには大阪貨物ターミナル駅やJR東海の鳥飼車両基地がありますので、貨物列車や新幹線を遠目に見ることができます。せっかくこんなに鉄道が勢ぞろいしている場所なのに近くで見ることができないのが非常に残念です。上から鉄道たちを見下ろす設備があれば、きっと素敵な光景が楽しめると思うのですが…・

春の桜並木は圧巻です!

この公園のもう一つの楽しみは「桜」です。春が訪れると開花時期には桜のトンネルを見ることができます。新幹線や電気機関車に興味のない方も、安威川堤防沿いに連なる桜並木には感動せずにいられないでしょう。

アクセスはやや不便

こんな素敵な公園ですが、先にも申しましたがアクセスの不便さが難点です。

大阪モノレール「摂津駅」徒歩約20分
大阪モノレール「南摂津駅」徒歩約20分
阪急バス「新幹線公園前徒歩約10分
近鉄バス「鶴野橋停留所」徒歩約10分
摂津市役所駐車場(無料)徒歩約17分

大阪モノレール「摂津駅」、「南摂津駅」の中間にあるため、両駅からは徒歩約20分です。
阪急バス「新幹線公園前」、近鉄バス「鶴野橋停留所」からは約徒歩10分。
車の場合、「新幹線公園」に専用駐車場はありませんが、摂津市役所の駐車場が利用できます。駐車場からは徒歩約15〜17分ほどの距離ですが無料なのがいいですね。

鉄道に興味のない人は楽しめる?

「新幹線公園」について紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。鉄道ファンはきっと楽しめることと思います。しかし、鉄道に興味のない方はどうでしょう。駅や駐車場から遠いわりには…と思われるかもしれません。遊具が少ないのも小さなお子様には残念な点かもしれませんね。

もし「新幹線公園」に少しでも興味を持たれた方は春の開花シーズンに行かれることをお勧めします。お花見を楽しむだけでも価値はあると思いますよ。春以外ですと、車内と運転席を見学できる日曜日に行かれてみてはどうでしょうか。もしかしたら「鉄道」に対する好奇心が目覚めるかもしれませんよ。

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