廃線跡の旅、鉄路の旅

「秋の乗り放題パス」のメリット・デメリット!冬の「青春18きっぷ」まで待てない!?

春・夏・秋に販売されている「青春18きっぷ」はJR線全国の普通列車・快速列車が乗り放題のフリーパス。日本全国どこへでも行ける夢のようなきっぷです。

しかし、学生の長期休暇に合わせて販売されているため、「秋」は「青春18きっぷ」の空白期間となります。

「秋」に「青春18きっぷ」はないの?

実は「青春18きっぷ」とは似ているようで、似ていない!?「秋の乗り放題パス」というきっぷがあります。

E257系(AC写真より)

Contents

「秋の乗り放題パス」と「青春18きっぷ」の比較


「秋の乗り放題パス」と「青春18きっぷ」2つのきっぷを比べてみましょう。

鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パス青春18きっぷ
おとな料金7,850円12,050円
こども料金3,920円12,050円
利用期間2022年10月1日~
2022年10月23日
2022年12月10日~
2023年1月10日
有効期間ご利用期間のうち、連続する3日5日間
利用方法1枚を1人で、連続する3日ご利用いただけ
ます(※1枚を複数人でご利用いただくことや、おとな用を購入してこども2人でご利用い
ただくことはできません。)。
1枚のきっぷで一人で5回までご利用いただけるほか、5人で1回などのグループでのご利用も可能です。
イベント・
特典
鉄道開業150年記念・秋乗りミッション!
駅レンタカー利用特典
JR ホテルグループ割引特典
※詳しくは、JR各社のホームページをご覧ください。

全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席及びBRT(バス高速輸送システム)並びにJR西日本宮島フェリーが乗り降り自由。特急(新幹線を含む)・急行列車・グリーン車等に乗車する場合は特急券・急行券・グリーン券等のほか、別に乗車券が必要などの基本ルールは両きっぷとも同じです。

いかがですか?「秋の乗り放題パス」と「青春18きっぷ」は似ているようで、似ていないと思いませんか?

「秋の乗り放題パス」のメリット・デメリット

「青春18きっぷ」と比較した「秋の乗り放題パス」のメリット・デメリットをまとめました。

「秋の乗り放題パス」のメリット

イベント「鉄道開業150年記念・秋乗りミッション!」とは?

「鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パス」購入時に、「鉄道開業150年記念・秋乗りミッション!」が発券されます。ミッション対象駅(答えの駅)の鉄道開業150年キャンペーン「STATION STAMP」を集めるとミッションクリア!「STATION STAMP」の限定スペシャルスタンプが手に入ります。

「秋の乗り放題パス」のデメリット

「青春18きっぷ」と比べると「秋の乗り放題パス」は購入価格が安く、こども料金も設定されているため、お求めやすくなっています。しかし、やや縛りがきついことが難点です。
連続する3日間の有効期間はかなりのネックです。自由に休みのとれる方は問題ありませんが、利用期間内に3連休が1度しかないため、カレンダー通りの休日の方は「秋の乗り放題パス」を最大限に利用するためのチャンスは一度しかありません。

この3連休に利用できなければ、2日間のみの利用、もしくは有休をとって3日間の利用となります。

1泊2日の旅行計画で利用するなら…

東京発「秋の乗り放題パス」で1泊2日で利用するなら…

通常おとな料金(片道)所要時間(片道)
東京-浜松4,510円約4.5時間
東京-松本4,070円約5時間
東京-福島4,840円約5.5〜6時間
浜松城(AC写真より)

大阪発「秋の乗り放題パス」で1泊2日で利用するなら…

通常おとな料金(片道)所要時間(片道)
大阪-鳥取4,510円約7時間
大阪-金沢4,840円約5.5〜6時間
大阪-尾道4,510円約4.5時間
兼六園(AC写真より)

2日で元を取るなら、上記区間以上の距離があれば良いと思います。しかし、新幹線や特急を利用せずに行くと、どうしても所要時間がかかりすぎるため、現地での滞在時間が短くなってしまいます。現地での観光を楽しむなら、やはり新幹線や特急などを利用したいですよね。

「秋の乗り放題パス」をオススメしたい方

利用するには少しハードルの高い「秋の乗り放題パス」ですが、こんな方には利用する価値はあると思います。

時間に縛られない気ままな鉄道旅をお得に楽しむなら、冬の「青春18きっぷ」期間まで我慢しても良いかもしれませんね。

「秋の乗り放題パス」や冬の「青春18きっぷ」を上手に利用して、素敵な旅をお楽しみください!

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