廃線跡の旅、鉄路の旅

阪堺電車廃線跡「住吉公園駅」の今は?変わりゆく大阪唯一の路面電車

大阪唯一の路面電車「阪堺電気軌道」

大阪市と堺市で路面電車を運行している阪堺電気軌道。
恵美須町 – 浜寺駅前を結ぶ阪堺線、天王寺駅前 – 住吉を結ぶ上町線の2路線を保有しています。
料金は1回の乗車が220円、しかも住吉・我孫子道停留場での乗り換えが1回のみ認められています。


並行する南海電車と比べるとお得さがよくわかります。
阪堺電車なら新今宮駅前から浜寺駅前へ行ってもわずが220円。
南海電車ですと新今宮駅から浜寺公園まで340円です。
しかし、阪堺電車は路面電車なのでスピードは出せません。
南海電車で約17分ほどの同区間を阪堺電車は約50分かけてゆっくり走ります。

昔ながらの路面電車ですが最近大きな変化がありましたので紹介します。

住吉公園停留所の今

上町線の現在の終点は上町線との分岐となっている住吉駅ですが、かつては、その少し先の住吉公園停留場まで続き、南海電車の住吉大社駅に接続していました。しかし、住吉公園停留所を発着する電車はやがて減少していきます。

上町線と阪堺線の交差する場所にはダイヤモンドクロスが存在していましたが、住吉交差の併用軌道や住吉公園停留場構内のポイント部が老朽化。改修に数億円かかることから住吉~住吉公園間の線路は2016年1月31日をもって廃止となりました。

住吉公園停留所の駅舎はそのまま残っており、テナントが入っています。

住吉公園停留所跡
住吉公園停留所跡

住吉公園-住吉間廃線跡はレールが外され、駐車場に変わっています。

住吉公園-住吉間廃線跡
住吉公園-住吉間廃線跡

阪堺線と上町線の交差していた場所にもうダイヤモンドクロスの面影はありませんでした。

かつてダイヤモンドクロスのあった場所(住吉駅前)
かつてダイヤモンドクロスのあった場所(住吉駅前)
住吉駅

恵比寿町駅のリニューアル

阪堺線の起点である恵美須町駅は2020年2月1日よりリニューアルしました。
かってはそのレトロな駅舎が人気でしたが、すっかり新しくなりました。
ホームは100m南へと移動し、副駅名に「通天閣前」の名前が加えられています。

リニューアル前の恵比寿町駅

時代の流れに合わせながら、走り続ける大阪府内唯一の路面電車。いつまでも走り続けていてほしいです。

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