廃線跡の旅、鉄路の旅

懐かしの京都市電「狭軌1形」がハイテク仕様で梅小路公園(すざくゆめ広場-市電ひろば)を走る!

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梅小路公園

京都市の梅小路公園。かつては、梅小路機関車館があるだけの少し地味な場所でしたが、京都鉄道博物館や京都水族館が誕生し、いまや関西を代表するレジャースポットへと生まれ変わりました。

京都水族館

梅小路公園には、かつて京都中を駆け巡っていた京都市電がたくさん保存されいます。

すざくゆめ広場

「すざくゆめ広場」にあるおしゃれなカフェの横に市電の車庫があります。そこに保存されている広軌1形電車29号。この車両は地下鉄烏丸線「北大路駅」付近にあった烏丸車庫に保存されていましたが、こちらに移設されてきました。

広軌1形電車
広軌1形電車

チンチン電車

「すざくゆめ広場」を起点にしてチンチン電車が運行されています。運行されているのは、かつて京都電気鉄道(京電)として使用され、その後京都市電として利用されていた「狭軌1形27号電車」という車両です。


京都市電が京都電気鉄道(京電)から受け継いだ路線の中で、唯一廃止されるまで狭軌のままだった北野線。北野線では最後まで狭軌対応の「狭軌1形電車」が使用されていました。

狭軌1形電車

梅小路公園を走っているこの車両、外観や内観は当時の姿のままですが、動力源がハイテク使用となっています。
見てください!電車なのに架線がありません。

狭軌1形電車

実はこの電車「リチウムイオン電池」で動いています。昼夜の休憩時間に蓄電池を充電し、その動力で「すざくゆめ広場」と「市電ひろば」の間(片道約210m)を往復しています。

チンチン電車の運行案内

土曜日・日曜日・祝日、夏休み期間(7~8月)の一部
1日乗車券 310円 片道乗車券 150円

市電ひろば

チンチン電車の向かう先は「市電ひろば」。今にも現役で走り出しそうなくらいきれいに保存された車両です。500形・700形・800形・1600形の4両。500形は市電カフェ、700形は市電ショップとして利用されています。

500形と700形
800形と1600形

梅小路公園には「市電ひろば」以外にも京都市電が保存されています。梅小路京都西駅付近には2000形、大宮通り側の出入口付近には900形が観光案内所として利用されています。

2000形
900形

京都市電を知っている大人たちには懐かしく、京都市電を知らない子供たちには目新しい気持ちになれる楽しい公園です。

梅小路公園は京都市電や鉄道博物館、水族館だけでなく、楽しい遊具やレストランなどの設備も整っていますので1日中楽しめるスポットとなっています。アクセスはもちろん、駅近で渋滞知らずの「梅小路京都西駅」をおすすめします。

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