北陸新幹線の中間駅「松井山手駅」
2024年(令和6年)に「敦賀駅」延伸が予定されている北陸新幹線。
敦賀駅より先、「京都駅」へは、福井県小浜市を経由、そこから南に向かう「小浜・京都ルート」が決定しています。
そして終着の「新大阪駅」へは、JR片町線(学研都市線)「松井山手駅」付近に中間駅を設ける「南回りルート」を正式に採用。
「新大阪駅」-「敦賀駅」間の開業は2046年の予定です。
北陸新幹線の中間駅として注目を浴びている「松井山手駅」は開業1989年(平成元年)と、比較的新しい駅。
周辺は大阪方面への通勤ベッドタウンとして大規模開発され、人口の増加が続いている街です。
アメリカ生まれのスーパーマーケット「コストコ・ホールセール」もあり、休日には車の渋滞も見られます。
そんな町に新幹線がやってくる!
「松井山手駅」周辺は大阪方面への通勤・通学は便利ですが、「京都駅」方面への鉄道アクセスはあまりよくありません。
その代わり京阪バスによる急行バス「ダイレクトエクスプレス 京都」が運行され、「京都駅」-「松井山手駅」間を約30分で結んでいます。
「北陸新幹線」が開通すれば「京都駅」-「松井山手駅」間は10分足らずで結ばれることでしょう。
しかし、「京都駅」-「松井山手駅」間を特急料金を払ってまで新幹線を利用する人はそれほどいないかも…?
北陸新幹線開業後も急行バスは新幹線後開業後もきっと存続されることでしょう。
「松井山手駅」木津方面側に広がる巨大な空間
JR片町線(学研都市線)上りは「松井山手駅」を境に単線区間となっています。
現路線の南側に広大なスペースが残されていますが、この空間は一体なんでしょう。
この空間、実は廃線跡でもあり、複線予定地でもあるのです。
1989年(平成元年)のJR片町線(学研都市線)「木津駅」- 「長尾駅」間の電化によって「大住駅」- 「長尾駅」間が新線に付け替えられました。そして同時に誕生した「松井山手」駅。
旧線は廃線となりました。
しかし、将来「木津駅」- 「松井山手駅」間の複線化のためにこの空間が残されているようです。
北陸新幹線との関係は今のところわかりません…
北陸新幹線「松井山手駅」の場所は?
さて、北陸新幹線の「松井山手駅」はどのあたりにできるのでしょう?
現在の「松井山手駅」直上または、八幡市との境界線上(第二京阪道路沿い?)に設ける案などがあげられています。
乗り換えの利便性を考えれば「松井山手駅」直上がベストですが、スペースの都合上、第二京阪道路沿いになるかもしれません。
京田辺PAにも大きなスペースがありますね。
現在は計画段階ですので北陸新幹線「松井山手駅」の場所は誰もわからないでしょう…
工事開始はまだまだ先ですが、この街の変わりゆく姿……ますます目が離せません!