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嵐電「北野白梅町駅」のリニューアル
学問の神様として有名で、梅や紅葉の名称でもある北野天満宮は京都の観光名所のひとつでもあります。
北野天満宮参拝へのアクセスは、京福電気鉄道北野線の「北野白梅町駅」が便利です。
市バス停留場との一体化とバリアフリー化のために「北野白梅町駅」は2021年3月に新しくリニューアルされました。
昔の旧駅舎も趣がありました。
「嵐電1日フリーきっぷ」の廃止
嵐電沿線には仁和寺、妙心寺や太秦、嵐山など名刹が多く、京福電気鉄道の嵐山本線・北野線(嵐電)を利用すれば、かなりの観光地を巡ることができます。
2019年9月30日までは大人500円 子供250円で嵐電全線が乗り放題となる「嵐電1日フリーきっぷ」という大変お得な切符がありましたが、現在は廃止となっております。
その代わりに、京都市バスや京都市営地下鉄、阪急電車とセットとなった1dayパスが発売されています。
お手軽で便利な嵐電のみのフリーきっぷ「大人500円 子供250円」が廃止となったのは少し残念です。
京福電気鉄道北野線廃線跡
現在、北野白梅町駅は京福電気鉄道北野線の終点駅となっていますが、
かつて北野線はこの先、北野天満宮のすぐ近くの「北野駅」まで延びていました。
現在の「京都佛立ミュージアム」が「北野駅」跡です。
京都佛立ミュージアムから延びている細い道が京福電気鉄道北野線の廃線跡です。
紙屋川を渡っていました。
京福電気鉄道北野線「北野駅」が廃止となったのは、
東から延びてきた「京都市電今出川線」の影響です。
今出川通りの延伸とともに併用軌道の京都市電今出川線も延伸。
1957年(昭和32年)に北野紙屋川町-千本今出川、
1958年(昭和33年)に北野紙屋川町-北野白梅町が開業されたことで、
京福電気鉄道北野線は北野-北野白梅町間を京都市電に譲る形となり廃止に至りました。
北野天満宮周辺鉄道網の移り変わり
嵐電が北野駅まで延びていた頃
市電今出川線が北野白梅町まで延伸
京都市電の廃止後
京都駅からのアクセス
北野天満宮の最寄り駅は「北野白梅町駅」ですが、実は京都の玄関口である「京都駅」からのアクセスは悪く、京都駅から直接参拝に来られる方は、公共交通機関ですと市バスの利用がメインとなります。市バスの50系統は、かつての京都市電北野線のルートをなぞるように走ります。
京都市LRT構想
京都市では嵐電「北野白梅町駅」と叡山電鉄(叡電)の「出町柳駅」をライトレール(LRT)で結ぶ計画がありました。さらに嵐電と叡電は規格が同じため、直通運転も想定されていました。沿線には観光地や学校も多く需要が見込まれていましたが、路線予定の今出川通の狭さがネックとなり、計画は頓挫されています。