1982年(昭和57年)6月23日、東北新幹線(大宮駅 – 盛岡駅間)が開業しました。
JR東日本は、6月23日の東北新幹線の開業40年に合わせて、初代「200系」新幹線の復刻カラーを施した「E2系」新幹線車両を運行します。
初代新幹線「0系」に次ぐ2代目として誕生した新幹線「200系」。寒冷地対策のため「0系」の仕様とは大きく異なりますが、見た目はほぼ色違いのそっくりさん。「0系」と同じく丸みを帯びた流線型の愛らしいフォルムです。
一方、復刻車両のベースとなる「E2系」新幹線はスタイリッシュ。
「E2系」の前照灯はシールドビーム式が運転席上にありますが、「200系」新幹線の前照灯は前面につけられたかわいい楕円型。
先頭部分も「E2系」新幹線はシャープですが、「200系」新幹線はいわゆる団子っ鼻。
こんなに差がある「200系」新幹線と「E2系」新幹線。果たして「200系」のカラーリングが「E2系」に合うのでしょうか?
ニュース直後は、ネット上でも「違和感しかない」「似合わない」などの声がみられていました。
私も公開されるまではあまり期待していなかったのですが、いざ公開されると驚き!想像以上に似合っているではありませんか!
復刻系がこれほどしっくりくることは今までなかったような…?
「200系」新幹線と同じクリーム色ベースに緑の帯が施された車体塗装。「200系」の緑には「雪解けの新芽」の意味が込められているそうです。この緑にかろうじて東北新幹線開業当時を感じますが、「懐かしい」ではなく「新しい!」が復刻カラー公開直後の私の率直な感想です。
JR東日本は「当時を思い出しながら旅行などを楽しんでほしい」とコメントされていますが、「200系」新幹線とは全く別次元の新幹線車両になったのではないでしょうか?
車体カラーリングの他にも細かなところでは、パンタグラフも「200系」に合わせたグレーに変えられています。
またグリーン車のマークも「200系」と同じ位置に合わせられています。
「E2系」新幹線の普通車は大窓ですが、グリーン車は小窓のため、横から見れば「200系」新幹線そのものです。
この「200系」新幹線復刻カラーですが、その姿が公開されるや否や大人気です。
ネット上では、「思ったよりかっこいい」「結構似合ってる」「想像以上にいい」の声が多くみられ、前評判を覆す大反響です。
クリーム色と緑の組み合わせの美しい調和…ずっとこのカラーリングでも良いのでは!?
運行予定は前日午後10時頃にホームページで公表されるそうなので要チェックです。
「200系」新幹線復刻カラーに合わせて、停車駅ごとに使用されていた車内の「ふるさとチャイム」も復活するので、こちらも楽しみですね。