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2023年春「うめきた新駅」開業
2023年(令和5年)春開業予定の東海道本線支線(梅田貨物線)の新駅。
現在、特急「はるか」や「くろしお」などの特急列車は、「大阪駅」をスルーし、東海道本線支線(梅田貨物線)を通って運行されていますが、この新駅が設置されると「大阪駅」での乗降が可能になります。
新駅は「北梅田駅」「うめきた新駅」「うめきた地下駅」などと呼ばれていますが、「大阪駅」の地下プラットホームとして整備されることとなったため、「大阪駅」と同一駅扱いとなります。
既存のプラットホームからはやや離れることになりますが、改札内で連絡通路で結ばれるため、徒歩約8分ほどで乗り換え可能との見込みです。
梅田貨物線(新線)工事状況
A.現路線と新線の分岐
2022年秋、新線移設工事は佳境に差し掛かっています。
B.地下へ潜る新線
現在の路線から分岐した新線は地下へと向かいます。
C.廃止となる現路線
地上の梅田貨物線を走る特急「はるか」ももうすぐ見納め。
D.廃止となる西梅田1番踏切
大阪の市街地にある交通量の多い「西梅田1番踏切」は廃止となります。
「西梅田1番踏切」と「福島駅」の間で新線は地下から地上に顔を出す予定です。
E.残される浄正橋踏切
「福島駅」東側の浄正橋(じょうしょうばし)踏切」。地上に出た新線は一気に高架へと駆け上がります。勾配の関係上、「浄正橋踏切」は残されますが、地盤を少し掘り下げられるようです。
また、この急勾配は、特急電車では問題ありませんが、貨物列車が駆け上がる場合は先頭のけん引機関車に加え、最後尾に補助機関車が必要になるようです。
うめきた新駅工事状況
「大阪駅」の北側には、2013年(平成25年)まで貨物ヤード「梅田貨物駅(正式名称は梅田駅)」がありました。
貨物機能が「百済貨物ターミナル駅」と「吹田貨物ターミナル駅」に分散されたため、この場所に広大なスペースができました。
当初はサッカースタジアムの建設案もありましたが頓挫。その後、梅田貨物線の移設と新駅設置が決まりました。
梅田貨物駅跡地の下では、梅田貨物線の移設工事とホームの建設工事が行われています。
現在、地下はどうなっているのでしょう。「大阪駅」北側の複合商業施設「グランフロント大阪」内、うめきた広場の地下へ行くと謎の通路があります。どう見ても怪しい!?
この壁の向こうににおそらく地下新駅があるのでしょう。
地下駅が開業すれば、この通路とグランフロントが繋がるのこととなるでしょうか。楽しみですね!
2031年春「なにわ筋線」開業
将来、地下新線はなにわ筋線に接続する予定です。なにわ筋線とは、「大阪駅」地下駅からJR難波駅および南海本線の新今宮駅をつなぐ計画中の鉄道路線。なにわ筋線はJR西日本と南海電鉄が使用予定です。なにわ筋線が開業すれば、関西国際空港や新大阪駅へのアクセス性が格段にアップします。
開業は2031年春の予定、関西の鉄道網が大きく変わります!
大阪駅-関西空港駅 | 所要時間 | 列車名 |
現状 | 66分 | 関空快速 |
2023年春 うめきた新駅開業 | 51分 | 特急はるか |
2031年春 なにわ筋線開業 | 40分 | 特急はるか |
大阪駅全ホーム一斉延伸、そして幻のホームはついに撤去!?その理由とは?