地下を走る東急東横線
渋谷駅と横浜駅を結ぶ東急東横線。
渋谷駅の東側、明治通りの下を走る東急東横線は渋谷駅を出ると南へ進み、並木橋交差点を過ぎたあたりで南西へカーブします。
地下から地上へと急勾配を駆け上がり代官山駅近くで地上に顔を出します。
高架時代の東急東横線
2013年(平成25年)3月16日まで、東急東横線は現在のルートを高架で走っていました。
東京メトロ副都心線との直通運転に対応するため地下区間へと生まれ変わりました。
そして、高架のあった場所は遊歩道として整備され「渋谷リバーストリート」と名付けられています。
遊歩道には旧東急東横線の遺構がモニュメントとして保存されています。
並木橋駅跡
1927年(昭和2年)、路線の開業と同時に開設された並木橋駅という駅がが並木橋駅付近にありました。
渋谷駅から500mほどしか離れていませんが、付近には國學院大學や実践女子学園・青山学院、後に移転した東京農業大学や常磐松高等女学校(現・トキワ松学園中学校・高等学校)などがあったため、学生の乗降客が多かったようです。
1946年(昭和21年)に焼失し廃止されました。
東急東横線の渋谷駅-代官山駅区間が地下化されたことで、明るくなった渋谷川沿い。新たな空間が憩いの場として注目を浴びています。日の目を浴びることによって渋谷川がもっときれいになっていくことでしょう。