王子のちんちん山児童遊園に残る石組みのアーチ…その正体は?

東京・王子駅周辺には、多くの廃線があります。
東北本線の貨物支線である「北王子線」は田端信号場駅 と北王子駅間が2014年に廃止になったばかりですので、レールや踏切が残っていて、とてもわかりやすい廃線跡となっています。
そして、東北本線の上を垂直に越えるように敷設された線路もありました。
東北本線を越えるために土が盛られましたが、その下を人が行き来できるようにするためにトンネルも掘られました。
しかし、その後、廃線となってしまい、盛り土もなくなりました。
頭上には大きな南大橋が架けられ、橋の下にできた盛り土のあった空間には道路や児童公園がつくられました。

ちんちん山児童遊園

児童公園にあるトンネルの入り口のようなアーチ状の石組み。これこそがトンネルの入り口の外枠なのです。

ちんちん山児童遊園

廃線跡と平行に置かれているのでトンネルの向きは90度向きを変えられているようです。
子供がトンネルの石組みをするするとかけ登り、あたかも一つの遊具のようになっています。これがトンネルの入り口だったなんて思ってもみないでしょう。

近くには説明板がありますので、大人になったらわかるかな。

わかったところで興味がなければ、ただの石組みですが。
さて、このあたりは武蔵野台地のへりにあたる部分で滝が多く、「王子七滝」と呼ばれる7つの滝がありました。
今では近く残る名主の滝公園が唯一現存している滝です。
また石神井川横には、花見や秋の紅葉で有名な音無親水公園など美しい自然が残っています。
土地の起伏が激しい場所ですので、高低差に混乱してしまいそうな場所となっています。