伊勢志摩3水族館のひとつ、近鉄資本の志摩マリンワールド営業休止へ…

志摩マリンランド営業休止へ

近鉄グループの水族館「志摩マリンランド」。1970年3月に開館し、伊勢志摩の観光拠点として愛されてきましたが2021年3月をもって営業休止となるようです。

志摩マリンランド

大阪万博を機に伊勢志摩が近くに

開館した1970年といえば大阪万博開幕の年。近鉄は万博の入場者に伊勢志摩まで足を伸ばしてもらうために沿線各地で大改修工事を行っていました。難波線開通、志摩線の改軌、そして、五十鈴川駅から鳥羽駅を結ぶ鳥羽線の開通。それまで孤立していた山田線と志摩線が鳥羽線によって1本の線路になり、万博開業日には大阪、京都、名古屋から賢島まで直通特急が走るようになります。

賢島駅

そして終着駅の賢島駅近くに近鉄創業60周年の記念も兼ねて「志摩マリンランド」が開園されたのでした。

鳥羽、二見浦、志摩…3つの水族館

伊勢志摩周辺は、伊勢神宮をはじめ二見浦の夫婦岩などを訪れる観光客も多く、また海にも近いため
「鳥羽水族館」、「二見浦観光センター内に設置された水族館(現・伊勢シーパラダイス)」などがすでに開設されていました。
伊勢志摩に水族館が3つも開設されることとなりましたが、もともと伊勢志摩は観光客数の母体が多く、それぞれの水族館が独自の趣向を凝らしていたためうまく棲み分けができていたようです。
(「志摩マリンランド」のマンボウ、「鳥羽水族館」のダイオウグソクムシ、ジュゴン、「伊勢シーパラダイス」のアザラシなどなど…)

鳥羽水族館

「志摩マリンランド」の近年の入場者数は、年間15万人。
「鳥羽水族館」の年間約85万人、「伊勢シーパラダイス」の年間25万人に比べると若干劣りますが、
観光中心地からやや離れた奥志摩にあることを加味すれば健闘していた方ではないでしょうか。
しかし、開館から半世紀以上も経っているため、建物の老朽化も進み、やむなく営業休止を決断されたそうです。

51年間ありがとうございました。そしてお疲れ様です。