「敦賀駅」発車メロディーの疑問…なぜその候補曲?いつ決まるの?

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2024年開業が予定されている北陸新幹線「敦賀駅」の発車メロディーの2次選定の応募が締め切られました。15曲の候補曲から一般投票によりさらに上位5曲が選定されます。2022年春、上位5曲から敦賀市・運輸機構・JR西日本の3者で文書整理が行われ、JR西日本が発車メロディーを確定する流れとなっています。


北陸新幹線(「長野駅」-「金沢駅」)の発車メロディーは地元出身の方の作品が多いようですが、「敦賀駅」15曲の候補曲には一見「敦賀駅」と全く関係のないように思えるものもあります。

それでは候補曲を1曲ずつ見ていきましょう。

辻井伸行さん作曲の「あしたのために」。JRA(日本中央競馬会)のために書き下ろしされたオリジナル曲です。いい曲ですが競馬のイメージが強くて…。「敦賀」との関係はないようです。

「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」。ともに松本零士先生の作品です。JR敦賀駅から氣比神宮までのシンボルロードには「銀河鉄道999」や「宇宙戦艦ヤマト」のモニュメントが並んでいます。松本零士先生は敦賀とはゆかりのない福岡県・久留米出身の九州男児。ではなぜ敦賀のシンボルに?敦賀は日本海側において最初の鉄道が走った鉄道の街です。また新橋と敦賀の金ケ崎・ロシアが国際列車と定期連絡船で結ばれていたことで鉄道だけでなく船にも深い関わりがあります。そのイメージに松本零士先生の作品がぴったりだったというわけです。しかし「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」もJR西日本で既に発車メロディーに使用されていますのでオリジナル性に欠けそうです。

敦賀駅前(星野鉄郎とメーテル)

松山千春さんの「大空と大地の中で」。大変いい歌です。しかし松山千春さんは北海道足寄出身です。どうしても北海道のイメージが先行してしまいますね。敦賀港と小樽港は日本海フェリーで結ばれているため全く関係がないとはいえません。

「おさかな天国」。確かに日本海の魚は美味しいです。しかし、敦賀のオリジナル性には欠けるような気がします。

「さらばシベリア鉄道」。松本隆さんと大瀧詠一さんのはっぴいえんどコンビよる太田裕美さんの歌唱曲です。お三方、敦賀とは直接関係ありませんが、曲のイメージは敦賀にぴったりですね。敦賀・金ケ崎からウラジオストクへの直行の船は、ウラジオストクからはシベリア鉄道を経由してヨーロッパへと通じていました。この史実は選考の意味づけに説得力ありそうです。

荒井由実(現:松任谷由実)さんの5枚目のシングル「ルージュの伝言」。「魔女の宅急便」のオープニングテーマソングに使用されました。歌詞に列車のシーンがありますが、敦賀のイメージはあまりないようですね。

「われは海の子」。文部省唱歌。作詞者・作曲者ともに不詳ですが、作詞者と噂される芳賀矢一さんは福井で育ったとか…。

「海(海は広いなからで始まる〝海〟」作詞の林柳波さん、作曲の井上武士さんはともに群馬出身。船で外国へ行ってみたいという歌詞が敦賀のイメージでしょうか?

敦賀の地元のお祭りには欠かせない「大敦賀行進曲」・「来い来い敦賀」。敦賀市民には馴染みの深すぎる曲です。この2曲は地元で人気が高そうですね。

ご当地ソング「敦賀とてもすきすき」も票が集まりそうです。歌い手の水前寺清子さんは幅広い世代に愛されている人気歌手です。熊本出身ですが…。

原子力発電所のある敦賀と原子力つながりの「鉄腕アトム」。発想が単純すぎるような気がします。JR山手線「高田馬場駅」で既に使用されていますね。

「天空の城ラピュタ」の主題歌「君をのせて」。現在工事中の「敦賀駅」は空にうかぶラピュタをイメージしているようです。その3階部分に北陸新幹線が進入する予定です。高い建物が少ない敦賀に高くそびえ立つ北陸新幹線の高架は、まさに天に届くようなイメージです。

敦賀駅付近の北陸新幹線の高架

音楽プロデューサーでミュージシャンのnao(本名:菅原直洋)さんのオリジナル曲「扇の要」「扇の要」とは扇の根元にある軸をさすそうです。野球ではそのポジションが扇の要の位置にあることからキャッチャーを意味します。この場合の「扇」はもしかして扇形機関庫のことでしょうか?それならば「敦賀駅」のイメージに合いますね。

以上15曲。この中からどの曲が選ばれるのでしょう。確定は2022年春頃の予定です。今から楽しみですね!