名鉄美濃町線・廃線跡沿線…野口五郎の故郷にある美濃駅

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名鉄美濃町線の廃止

岐阜市の「徹明町(てつめいちょう)駅」から美濃市の「美濃駅」間のおよそ25kmを結んでいた名鉄美濃町線。
「新関駅」以北は長良川鉄道越美南線と並行するように走っていました。
モータリゼーションの進展により乗客が減少したため、1999年(平成11年)に、長良川鉄道越美南線の並行区間である「新関駅」-「美濃駅」間が廃止となりました。
その代わりに「新関駅」と長良川鉄道越美南線の「関駅」を結ぶ新線が敷設され、名鉄美濃町線と長良川鉄道越美南線との乗り換えが便利になりました。
しかし、その後も美濃町線の乗客は減少し、2005年(平成17年)には残りの区間も廃止となってしまいました。
廃線跡は道路の拡幅などで消えている箇所もありますが、「関駅」以北は少し面影が残っているようです。

名鉄美濃町線の廃線跡

神光寺駅跡

「松森駅」にはホームの跡が残っていました。

松森駅跡

美濃町駅舎

終点、「美濃駅」。

美濃駅


駅舎やホーム、そして電車が保存されています。
今にも動き出しそうな雰囲気に廃線であることを忘れてしまいそうです。


「美濃駅」は鉄道遺産としの顔を持つ一方、ある芸能人の博物館のような側面を持っています。
その方はとは、歌手の野口五郎さんです。
西城秀樹さん・郷ひろみさんと共に新御三家と呼ばれたトップアイドルの野口五郎さんは、ここ岐阜県美濃市出身です。


駅舎横には野口五郎さんのヒット曲「私鉄沿線」の歌碑が建てらています。


この曲の作曲は野口五郎さんのお兄さん。
累計売上120万枚のミリオンセラーを記録しています。

「私鉄沿線」の歌碑

美濃市は「うだつのあがる町並み」として有名で、その景観の美しさから訪れる観光客も後を絶ちません。


「美濃駅」跡訪問は、野口五郎さんのファンの方なら、満足度もひとしおでしょう。